辞めさせるべきか、励まして続けさせるか…
悩みますよね…。ですが、
小学生の習い事についてお伝えしたいのですが、
「幼児の場合は?」も考えておくと話がスムーズです。
というわけで、
- 幼児の場合はどうする?
- 小学生の場合はどうする?
それぞれを見ていくことにします。
幼児の習い事→すぐ辞めてOK!
※先に小学生の習い事について読む方はこちら(ページ下へ)
幼児(3~6歳)が習い事をイヤがっているなら
幼児の習い事、「すぐ辞めてOK」の理由
これくらいの年齢のお子さんは充実がすべて。
発達心理学の有名な法則があります。
充実ループの法則です。
自分がやりたいと思ったことを始める
↓
目標に向かって工夫する
↓
充実する
↓
もっとやりたくなる
これを毎日、大人の援助を受けながら繰り返す。
すると、そのうち自分の力でループを回せるようになる。
そんな法則です。
※「充実ループの法則」は僕が付けた名称なので、ググっても出ません。
また、自分で「充実ループ」を回せる = 諦めずにゴールに向かうことができる
ですから、
小学校以降に授業に集中するための基礎にもなるわけですね。
↓
自分の課題だと捉え直し、工夫しながら解決していける
という感じ。
「嫌がっているなら辞めてしまいましょう」の理由、感じていただけましたか。
楽しくないと(ループが回らないから)力にならない、ですよ!
幼児の習い事、イヤなまま続けると?
習い事をイヤがっているということは
その時点でループの回りようがないわけです。
回らないループをほったらかしにする毎日が続いてしまったら?
またやりたいと思えない…
そんな日々になってしまいます。
楽しいことを始める→工夫する→充実する→意欲が強まる
の代わりに
楽しくないことをする→工夫をする気にならない→つまらない→意欲が弱まる
となってしまったら…
目標に向かって諦めずにがんばるマインドは手に入りません。
イヤなことを続けても上手にならないと言われているのは、そういうことでしょうね
幼児の習い事、代わりに何をすべき?
幼児(3~6歳)が習い事を嫌がるならすぐに辞め、楽しくて仕方ない遊びに打ち込むのがいいです。
習い事の代わりに、この年齢の人はたくさん遊びましょう。
「充実ループ」を回すために遊ぶんです。
自分がやりたいと思ったことを始める
↓
目標に向かって工夫する
↓
充実する
↓
もっとやりたくなる
だから、ダラダラ適当にテレビゲームで遊ぶ、みたいなのは望ましくありません。
※ごっこ遊びで興奮しているのと同じくらいのテンションで習い事に通うなら、それも問題ないでしょう。
小学生の習い事→将来の話をする
小学生の我が子が、習い事をイヤがっている…。
幼児は「すぐ辞めてOK」でしたが、小学生の場合、少し話が違ってきます。
自分から始めた習い事であるなら、少し話をしてみましょう。
そう尋ねてみてください。
※ 厳しく問い詰めるのはダメですよ!
小学生の時期の人間は、自分と世の中とを結びつけたいと願っています。
世界に自分の「居場所」を見出す時期なんですね。
小学校の6年間で目指したいのは、こういうこと
- 将来の「居場所」となる可能性があることを増やす
- その一つひとつを深める
と尋ねたら、
「こんなふうな能力を高めたら、将来楽しいと思ったから」
と、だいたいそんな答えになるのではないでしょうか。
であれば、その習い事を続けるとどれだけ楽しいか、親子で一緒に考えてみるといいかもしれません。
「この習い事は、将来の自分の居場所に繋がっていそうだな」と再度イメージできれば、まだ続けたいと思うでしょう。
反対に、
の答えが、
「友人がしてる習い事だから始めてみたけど、つまらなくなった」
などであれば?
すぐ辞めてしまってかまいません。
子供の習い事は、将来のため?
「早めにいろいろできるようにさせたい」
「人生を有利に歩めるようにさせたい」
みたいな気持ちは誰にでもあるもの。
ただ、
親の「子供にこうなってほしい」という願望は引っ込めましょう。
目標に向かって諦めずにがんばるマインドがないと、習い事は結局ものになりませんし、
イヤイヤ続けてもそのマインドは手に入りません。
まとめ
習い事は、心から楽しんでいるようなら続ける。
イヤイヤ続けるくらいなら辞めさせる。
小学生であれば、続けられるような働きかけもアリ。
心から楽しめるように、習い事と将来のイメージとを繋げてみてもいいでしょう。
楽しんで続けられることに目を向け、親と子で充実した生活にしていきましょう!

